症状別Natsukiの解決案

生理不順

原因

多くの女性は平均12歳で初潮を迎え、性成熟期にあたる年齢では、3日から7日の日数で、25~38日くらいの間隔をもって、子宮からの出血を繰り返します。この周期は卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の2種類の女性ホルモンの働きによって調節されます。ふつう排卵前には卵胞ホルモンが単独で、排卵後はこれに黄体ホルモンが加わって規則的なサイクルが形作られるが、実際の体内のホルモン分泌のメカニズムはより複雑で、脳の視床下部、脳下垂体、卵巣という3つの器官が関係し合っているため、そのうちのどれかひとつにトラブルが発生すれば、すぐに月経に影響が出てしまうのです。
また、精神的なストレスはホルモン分泌に影響を与え、不順を起こすことが多いです。強いストレスを一時的に感じただけで、周期が変わってしまうこともあります。

症状

ホルモンバランスを乱れたままにしておくと、将来妊娠しにくくなったり、肩こり、頭痛、肌あれ、のぼせといった更年期のような症状が早く出たり、閉経が早まって骨粗しょう症や生活習慣病のリスクが高まる危険性もあります。
3ヵ月以上生理をみない場合を無月経、周期が40日以上空いてしまう場合を稀発月経、あるいは逆に、しょっちゅう出血を有する場合を頻発月経と呼んでいます。

西洋医学では

・内分泌検査
血中のエストラジオール(エストロゲン:卵胞ホルモン)やプロゲステロン(黄体ホルモン)、さらに黄体形成ホルモン(LH)、卵胞刺激ホルモン(FSH)、乳汁分泌ホルモン(プロラクチン)、および甲状腺ホルモンなどを測定します。
・基礎体温測定
毎朝起床時に、婦人体温計を用い基礎体温の計測を行います。非常に簡便な方法で、排卵の有無や排卵日を推定できます。
・画像診断(エコー検査)
エコー検査法を用いて、子宮の大きさ、位置などをチェックすると同時に卵巣のようすも観察します。
・ホルモン負荷テスト
続 発性無月経の方に対し、プロゲステロン(黄体ホルモン)を投与して、出血の有無を確認します。この黄体ホルモン注射のあと、消退性出血があった場合は、第1度無月経と判定します。黄体ホルモン単独投与で出血がおこらないときは、改めて、黄体ホルモンと卵胞ホルモンの両者を同時に使用し、出血が生じれば第2度無月経と判断します。つまり、第1度無月経では、黄体ホルモンのみが足らないのに対し、第2度無月経では、卵胞、黄体両者の女性ホルモンの分泌が不十分であるということになります。

第1度無月経
前述の第1度無月経には、クロミッドと呼ばれる排卵誘発剤が第1選択薬としてよく用いられます。
第2度無月経
まずは、エストロゲンとプロゲステロンを周期的に投与する方法(カウフマン療法)により、サイクルを正常にもどし、時期をみて順次クロミッドによる排卵誘発に切り替えていきます。
無排卵性周期
生理は繰り返されても、基礎体温表の上では排卵が確認できない場合をいいます。多くは、周期は規則的ではなく安定していません。治療にはクロミッドを、生理の5日目より5日間内服する方法が効果的です。
多のう胞性卵巣
超音波エコー診上、卵巣内に小さなのう胞が多数認められるとともに、下垂体ホルモンの値が特徴的なパターンを示すことによって診断されます。通常は頑固な排卵障害を持つため、治療にはステロイドホルモンを加えたクロミッド投与や、さらに強力な排卵誘発法などが試みられます。
高プロラクチン血症
血中のプロラクチン(乳汁分泌ホルモン)が高値となり、その結果、生理が止まったり不順になる場合をいいます。原因には、まず向神経薬などを長期にわたって服用しているもの、下垂体に腫瘍を有するものが挙げられますが、中には理由がはっきりしないケースもあります。乳汁分泌を合併するときは、パーロディルと呼ばれるお薬でプロラクチンのレベルを下げて乳汁を止め、CT、あるいはMRIで下垂体に腺腫の存在が確認されれば、脳外科的な手術の適応となります。

Natsukiの治療

全身の体のコリや冷えを観察し、ストレスに対応できる身体づくりのお手伝いをします。
また、骨盤まわりの様子をしっかり観察し骨盤の開閉がスムーズに行われるよう調整致します。

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